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10月7日、サンクトペテルブルクでココーリンが所属するFCゼニトとママエフのクバン・クラスノダールの試合があった。FCゼニトが2対1で勝った後、交友10週年を祝うため、2人は共にモスクワへ向かった。深夜、彼らはストリップクラブを訪れた。
ロシアメディアの報道によると、8日朝、酒に酔った状態でクラブを出た2人は、駐車場にある複数の車が通行の「邪魔だ」として蹴り始めた。運転手らがこれをたしなめたところ、2人はうち1人の運転手に暴行を加えた。被害者はロシア主要テレビ局である国営チャンネル1のテレビキャスターを務める女性の運転手だった。
2時間後、2人は朝食を摂りにカフェに向かった。カフェでも2人は不適切な振る舞いを取り、朝食中だった貿易産業省の官僚が叱責。2人は官僚を椅子などで殴打。その後、警察は刑事事件として捜査を開始した。
FCゼニトは「人間的で感情的な観点から、こうした事件は恥と失望のみを引き起こす」と声明を発表。クバン・クラスノダールはママエフとの契約解除を検討していると発表したが、「契約は、プロのスポーツ選手を最大限守るよう作られている」ため、契約解除は簡単ではないかもしれないと指摘した。
FCゼニトはロシアで広く名前が知られ、93年の歴史を持つ経験豊富なサッカークラブ。クバン・クラスノダールは結成から10年と比較的若いクラブだが、2014/15シーズンではロシア選手権で3位に輝いている。
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