ロシアサッカー選手、禁錮7年の可能性 何が起きたのか?【動画】

10月10日夜、ロシアの2サッカー選手、パベル・ママエフとアレクサンドル・ココーリンが2件の暴行事件を起こし、刑事事件として立件された。2人は1夜を拘置所で過ごした。ロシア内務省が翌朝の11日に発表したところ,2人は暴行と乱暴行為の疑いがあり、7年以下の禁固刑に処される可能性がある。12日、判決がくだされる。ありうる判決としては自宅監禁や禁足誓約書、勾留処分がある。ロシア全土を揺るがす大スキャンダルの詳細をお伝えする。
この記事をSputnikで読む

スプートニク日本

10月7日、サンクトペテルブルクでココーリンが所属するFCゼニトとママエフのクバン・クラスノダールの試合があった。FCゼニトが2対1で勝った後、交友10週年を祝うため、2人は共にモスクワへ向かった。深夜、彼らはストリップクラブを訪れた。

​ロシアメディアの報道によると、8日朝、酒に酔った状態でクラブを出た2人は、駐車場にある複数の車が通行の「邪魔だ」として蹴り始めた。運転手らがこれをたしなめたところ、2人はうち1人の運転手に暴行を加えた。被害者はロシア主要テレビ局である国営チャンネル1のテレビキャスターを務める女性の運転手だった。

​2時間後、2人は朝食を摂りにカフェに向かった。カフェでも2人は不適切な振る舞いを取り、朝食中だった貿易産業省の官僚が叱責。2人は官僚を椅子などで殴打。その後、警察は刑事事件として捜査を開始した。

マクレガーVSヌルマゴメドフ 試合直後に会場で乱闘騒ぎ【動画】
FCゼニトは「人間的で感情的な観点から、こうした事件は恥と失望のみを引き起こす」と声明を発表。クバン・クラスノダールはママエフとの契約解除を検討していると発表したが、「契約は、プロのスポーツ選手を最大限守るよう作られている」ため、契約解除は簡単ではないかもしれないと指摘した。

FCゼニトはロシアで広く名前が知られ、93年の歴史を持つ経験豊富なサッカークラブ。クバン・クラスノダールは結成から10年と比較的若いクラブだが、2014/15シーズンではロシア選手権で3位に輝いている。

関連ニュース

C・ロナウドに新たな性的暴行疑惑

コメント