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バーチャル・リアリティーの技術は、3D空間で火星の表面を地質学者が研究したり、火星探査車の移動でもっとも危険の少ないルートを見つけることを可能にする。以前は、地質構造の特徴を特定することが困難な2次元画像で満足するしかなかった。
「オンサイト」の開発者は、一般のユーザーが自分のコンピューターでプログラムを実行できるようにした。研究者らは、このことによって火星研究に社会の関心が集まることに期待している。
「オンサイト」のチーム責任者パーカー・アバクロンビー氏は、自身の労作を賞賛し、次のように述べた-
「火星に立っているという確かな感触は、画像から受ける印象とはまったく比べ物にならない。私たちのプログラムは、本物の技術的躍進だと思う。このプログラムにより、実生活では行くことができない場所を、人々が見られるようになる」。