消費税増税 10%はそれほど高いか?

安倍首相は15日、来年10月に消費税を10%に引き上げる方針を表明した。同時に、影響を緩和するため車や不動産購入の税を軽減する案も出ている。
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ロシアでも増税はアクチュアルな問題だ。ロシアではその他諸国同様、消費税はやや異なる形態であり、付加価値税(VAT)と呼ばれている。今年夏、ロシアのメドベージェフ首相はVATを18%〜20%に引き上げる方針を表明。実現すれば、英仏と同程度になる。

安倍首相、来年10月の消費増税表明へ 15日東京株式市場で下げ幅拡大
2019年6月時点で、G20諸国で最もVATが高いのはイタリアで22%。2013年に21%から引き上げられた。

アルゼンチンでは標準的なVATは21%。ドイツでは19%。トルコでは18%。中国では今年5月1日から17%から16%に引き下がった。メキシコでも同様のパーセントだ。南アフリカ共和国では15%、韓国とインドネシアでは10%だ。

サウジアラビアでは2018年1月1日から5%のVATが導入。

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インドとブラジルではVATは州と商品のカテゴリーによって変わる。インドでは主な品目に対して4〜5%、ブラジルでは平均17%だ。

オーストラリア、カナダ、米国では日本同様VATがない。代わりに売上税がある。米国とカナダでは平均税率が州によって代わり、米国では2%〜15%、カナダでは5〜6%。オーストラリアでは10%だ。

G20諸国以外の国でVATが高いのはハンガリーとギリシャで、それぞれ27%と24%だ。

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