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チームは複数のモデルを用いて、温暖化が全地球的な大麦の収穫量に及ぼす影響を調査。収穫量は地域により、3〜17%減少するおそれがある。これは世界的なビール消費量の構図を変える。収穫量が減れば、大麦は飢えた動物と乾きに苦しむ人類とで分配せざるを得なくなる。
日本やオーストラリアは、ビール価格が世界一高いとされている。こうした国では価格の急上昇による効果が感じられない可能性がある。製品の価格変化は購買力に直接関係している。
つまり、摂取を減らすよりも、ビール代を増やせる購買力だ。そのため、32%の消費減が予測されるアルゼンチンと異なり、従来からビールを好む先進国では、価格上昇は大きく影響しないだろう。