スプートニク日本
ロシア映画祭㏌東京は珍しい形式を特徴としている。上映後、訪れた人は映画製作側に好きな質問を出して、自分の意見を共有できる。今年は東京に有名なロシアの映画監督、プロデューサー、俳優が訪れた。映画祭を訪れた人と交流するため特別に、初めて訪日する人も多い。
映画祭のオープンセレモニーで映画監督のセルゲイ・ノボジロフ氏は「ジャンル的にも成熟度でも多種多様な映画を持ってきました。すでに確立した巨匠に、歩みを始めた若い映画製作者も」と語った。
ロシア映画祭
© 写真 : Anastasia Fedotova
東京には長編映画7本に短編映画1本がやってきた。すでにロシア国内外の映画祭で賞を受賞した作品群だ。映画祭側は、これら映画を観て、現代ロシア映画の完全な印象を組み立てることができると自信を覗かせる。
10月25日、映画祭の最終日にはいきいきプラザ一番町で「天才バレエダンサーの皮肉な運命」が上映される。主人公は有名なバレエダンサーだったが、脊髄損傷のため舞台を降りて田舎に去らざるを得なかった過去を持つ。映画は、現代バレエ界の舞台裏と、不治の病の報せがいかに人生を急変させうるかを語る。
これに加え、複雑な家族関係の映画「グッピー」、ロシアの田舎で展開する古典的な三角関係の恋愛を語るコメディー映画「田舎の純情物語」、そして元恋人たちがお別れパーティーを開くも無事にはすまない短編映画「302ビス」などが上映される。
映画祭は10月19〜25日まで。会場はいきいきプラザ一番町、ユーロライブ、東京の在日ロシア大使館。参加費は無料。