露国営テレビ、NBCキャスターの招待は「皮肉」

先にロシア国営テレビ「チャンネル1」の情報番組局長で夜の番組「ブレーミャ(時間)」の司会者、キリル・クレイメノフ氏は、NBCから解雇が決定されたと報じられる米女性テレビキャスターを共同司会者としてスカウトした。
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スプートニク日本

NBC女性キャスターのメギン・ケリー氏をスカウトしたロシア国営テレビ「チャンネル1」はスプートニクに、招待が皮肉だったと発表した。

「これはもちろん、皮肉だった。だがメギン・ケリー氏の履歴書を受け取れば、検討は約束しよう」

先にクレイメノフ氏は、NBCキャスターのメギン・ケリー氏が解雇されようとする理由は、ケリー氏がプーチン大統領からインタビューを取り、ロシア人に気に入られたことが原因だとの見方を示した。

クレイメノフ氏は、ケリー氏のスカウトは、ロシアの心優しい意図を示すもう1つの証拠だと指摘した。

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「放送から私たちお気に入りの米国の司会者、メギン・ケリー氏の番組が取り除かれるとたった今伝えられた。彼女は全くの思いつきの口実で解雇された」

NBCは10月25日にケリー氏を解雇。解雇の理由は、ケリー氏がその2日前の生中継でハローウィンのコスチュームについて行ったコメントが人種差別的な内容だったということだった。ケリー氏は謝罪を行ったものの、NBC幹部はケリー氏をこのまま雇用することはできないという結論を出した。

ケリー氏は有名なインタビュアー、TV司会者で2018年3月、ロシアのプーチン大統領へもインタビューを行っている。プーチン大統領との録画の後、ケリー氏は、プーチン氏はトランプ氏の弱みのネタを持っているのではないかとの憶測を表していた。ケリー氏は「私が思うにそれはトランプ氏が1990年代にロシア人と関係した際のマネーとビジネス、それに米国にある資本ではないだろうか」と語っていた

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