ロシア、サハリンに観光クラスターを合同で形成することを日本に提案

ロシアの政府関係者や国営企業及び国家機関の責任者からなる代表団が日本を訪問し、サハリンに観光クラスターを形成する可能性について検討することを提案した。
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ロシア極東開発省によると、同案は、世耕弘成ロシア経済分野協力担当相との会談で伝えられた。

ロシアのユーリ・トルトネフ副首相兼極東連邦管区大統領全権代表は「日本側の反応はポジティブだった。先に『ローザ・フトル』社がカムチャッカに本格的な観光クラスターを形成することを提案した。国境地帯で日本と一緒にこのようなプロジェクトを行うのは可能だと思われる。日本人はサハリンに関心を持っている。彼らはサハリンにある種の観光の可能性を見ている」と述べた。

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なおプロジェクトが網羅する領域は、具体的にされていない。

先に代表団は、国際協力銀行(JBIC)の前田匡史総裁、東京製綱インターナショナルの佐藤和規社長とも会談した。観光の他、農業に関する共同プロジェクトの展望についても議論したという。2018年1月~9月のロシア極東地域と日本の貿易額は、昨年同期比23%増の41億5000万ドルとなった。日本は、極東連邦管区における貿易取引額で、中国と韓国に続いて3位の貿易相手国となっている。

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