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「ウクライナの経済的戦略的安全保障を弱め、ロシア産ガスに依存する欧州諸国のさらなる主権弱体化のリスクである『ノルド・ストリーム2』プロジェクトを止めるため、私たちは共同で働きかけていく。私たちの欧州の友人が、ウクライナがソビエトの桎梏から解放されて以来、ロシアがウクライナに試みている政治経済的圧力の犠牲者になって欲しくない」
米国は欧州諸国にプロジェクト参加を止めるよう要求し、要求を飲まなければ制裁だと脅している。ロシア産ガスの代わりに米国は、欧州に再ガス化ターミナルを建設し、自国産の液化天然ガス(LNG)を輸入するよう推進している。
ノルド・ストリーム2プロジェクトは、全長1200キロ以上に及ぶ2系列のガスパイプラインによって年間550億立方メートルのガスを輸送する。ノルド・ストリーム2のパイプラインはロシアの沿岸部に敷設された後、バルト海を通り、現在使われている「ノルド・ストリーム」と並行してドイツまで敷かれる。