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本人の話によると、ベイリー氏はスクリパリ親子の家を調査した際、何らかの形で「ノビチョク」に接触。数時間後に気分が悪くなり、病院に運ばれた。ベイリー氏の話では、治療は大きな痛みを伴うものだったという。時々、1度に5~6本の注射を受けたのだ。ベイリー氏が退院したのは、2週間半が経過した後のことだった。
ベイリー氏が「ノビチョク」との接触後に帰宅したため、ベイリー氏は所有する自宅と全財産を有毒物質で汚染することとなった。このことが原因で、ベイリー氏とその家族は自宅に戻ることができない。ベイリー氏は、「私たちが失ったのは家だけではありません[・・・]子供たちが持っていた品々も、複数あった自動車もです。私たちは全てを失いました」と述べている。一方で、ベイリー氏は、自らが現在どこに居住しているのか、また、自らが被った損失が何らかの形で補償されたのかどうかについて、明確にはしていない。
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