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トランプ大統領は、ケルチ海峡でロシアの国境を侵犯したウクライナ海軍艦船が乗員もろとも拿捕された事件についての報告書に目を通した後、プーチン大統領との会談を取りやめた。
トランプ氏はツィッターを通して、「状況が解決され次第、内容の濃い首脳会談の行える日がくることを切望する」と書いている。
露大統領府はこれについて、露米首脳会談取りやめについての公式的な情報は伝えられていないとコメントしている。
ロシア連邦保安庁は11月25日午前、3隻のウクライナ船がロシア側に航行の許可を得ずにケルチ海峡に向かい、領海に侵入したと発表した。
ロシア保安庁沿岸警備隊とロシア黒海艦隊の艦船がウクライナ艦船に対し、合法的な停止要求を行ったものの、ウクライナ艦船がこれに反応せず、航行を続けたため、違反船舶を強制停止する目的で武器が用いられた。
この結果、ウクライナ海軍の兵士3人が軽傷を負った。3人は治療を受け、艦船は拿捕されている。
ロシア大統領府はこの事件を「非常に危険な挑発行為」だと呼んだ。一方
ウクライナのポロシェンコ大統領は、この事態を受けて国内に戒厳令を敷く大統領令に署名した。