スプートニク日本
ポロシェンコ氏は入国制限について、ロシアが、実際にはロシア軍の関係者である「民間」軍の部隊をウクライナ領内につくらないようにするためだとし、「ロシアが2014年の時点で計画していた作戦をウクライナで行うことを妨げるためだ」と指摘した。
先に、ウクライナのポロシェンコ大統領は、黒海での出来事を受けて国内で戒厳令を発令する大統領令に署名した。戒厳令は今日から2019年1月25日まで続くという。
これより前、ロシア連邦保安庁は11月25日午前、3隻のウクライナ船がロシア側に航行の許可を得ずにケルチ海峡に向かい、領海に侵入したと発表した。
ロシア保安庁沿岸警備隊とロシア黒海艦隊の艦船がウクライナ艦船に対し、合法的な停止命令を行った。ところがウクライナ艦船はこれに反応せず、航行を続けたため、ロシア側は違反船舶の強制停止のため、武器を用いた。
ウクライナ海軍の兵士3人が軽傷を負い、治療を受けた。艦船は拿捕された。ロシア大統領府はこの事件を「非常に危険な挑発行為」だと呼んでいる。