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2018年10月、セヴェランスの町長は町役場へ見学に訪れた児童たちに、不可解な条例について語った。それは、セヴェランスでは石やその他の投てき物を人、動物、樹木、建物、移動手段に投げてはいけないという、1920年に定められた条例だった。
技術的に雪玉は投てき物の定義に合致している。だが当局が条例に基づいて雪合戦を実際に禁止したことは一度もなかった。セヴェランスの町長は、違反者をどのように処罰するべきかもわからなかった。
だがベスト君は、状況を変えようとした。ベスト君は条例を改正するために同級生およそ20人の署名を集め、5分間のプレゼンテーションを行った。ベスト君は、条例は時代遅れであり、セヴェランスの子どもたちも世界中の他の子どもたちと同じように雪合戦ができるようにするべきだと訴えた。
町議会はベスト君の提案を支持し、町長はベスト君にスノーボールメーカーをプレゼントした。