ツィッターCEOがミャンマー美化 ロヒンギャ問題を無視と非難轟々

少数民族ロヒンギャの人権蹂躙が世界的な批判を浴びているミャンマー。この国を美化し、渡航を勧めたとしてツィッターのジャック・ドーシー最高経営責任者(CEO)が批判の矢面に立たされている。
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激しい論議を呼んだのはドーシー氏が8日に投稿したツィート。先月、瞑想修行でミャンマーを訪れたドーシー氏は、ミャンマーを「美しい国」で「人々は喜びにあふれ、食べ物は素晴らしかった」とほめるツィッターを発表したことから、人権問題に無関心で単なる観光地として宣伝していると大きな非難を呼んでしまった。

​ロヒンギャは人道危機状態に瀕しているとして、ミャンマーは国際的な批判を浴びている。今年8月にはミャンマー軍が上層部がロヒンギャへのジェノサイドを実行しようとしたとして、国連人権理事会は非難決議を採択していたが、ミャンマー側は事実無根として、国連の批判を無視し続けている。

そうした経緯と一切無関係な、このドージー氏のおめでたいツィートがユーザーらの驚きと怒りを呼んだのも仕方ない。

ニューヨークタイムズのレポーターのライアン・スタック記者は、「ツィッターのCEOは昨年大量虐殺に関与した国にバケーションで行った。その大量虐殺は政府がソーシャルメディアで誤情報とヘイトを拡散し、あおられた結果起きたものだ」と投稿し、ドーシー氏のツィートの批判とともに、SNSが権力によって積極的に誤った使われ方をされることを突いている。

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