セルビアのクストリッツァ監督 中国人俳優でドストエフスキー作品を映画化

セルビアの映画監督エミール・クストリッツァ氏は、著名なロシア作家フョードル・ドストエフスキーの小説『白痴』と『罪と罰』を統合した作品を制作する。同監督の計画では、撮影は中国で行ない、現地の俳優を起用する。
この記事をSputnikで読む

スプートニク日本

クストリッツァ監督は「この映画は私の懸案の作品の1つだ。目下の私のジレンマは、はじめに中国に行くべきか、それともアルゼンチンかロシアかという問題だ」と語った。

映画制作はどの段階にあるのかという質問に対し、監督は微笑んだ。

ロシアの預言者、11月11日はドストエフスキーの生誕日(写真)
「土地開発業者を殺した老婆は私を迷わし、ストーリーが逆転した。老婆はもう犠牲者ではなく、 殺人者になった」と彼は語った。

クストリッツァ監督の言う老婆の話は2018年9月にセルビアの首都ベオグラードで実際に起こった事件を指している。年金生活者の老婆ストヤンカ・ストヤーノヴィチ(70歳)は、開発業者のゾラン・トゥリフノーヴィチを拳銃2発で射殺した。殺害の直前、彼はストヤーナヴィチの家族を脅し、土地の権利を主張し、立ち退きを要求したとされている。

『罪と罰』では、主人公が老婦人を殺している。

関連ニュース

日本でミュージカル版『罪と罰』上演か

コメント