スプートニク日本
ダーイシュは長期の沈黙を守った理由として、犯行を行った者らの身の安全を懸念してとの判断と説明している。
捜査委員会の調べではテロの可能性は否定されていた。爆発検証の専門家らは採集された瓦礫を数度にわたって調べたものの、爆発を示す痕跡や部材は見つかっていない。このため主な原因は都市ガスによる爆発とされている。
ロシア連邦保安庁チェリャービンスク州支部では、今回出されたダーイシュの関与の情報は として、匿名による犯行声明の情報へのコメントを差し控えた。ロシアの地域間通信の「フェデラルプレス」は、テロリストらは自ら犯したのではない事件、事故に対して犯行声明を出すことがあると報じている。
ロシア捜査委員会もこれを受けて声明を表し、マグニトゴルスクの住居爆発についてあらゆる説を想定した捜査を行っていることを説明したうえで、現在、最も有力なのは都市ガスによる爆発説であることを明らかにしている。捜査委員会は、世界各地で起きる非常事態に関してテロ組織が犯行声明を表す事実を指摘し、そうした声明を信用しないよう呼び掛けた。
12月31日、マグニトゴルスクの10階建ての高層住宅で都市ガスの爆発が発生。瓦礫の下からは39人の遺体が発見されている。