日本は2島引き渡しを提案していない 露大統領府ペスコフ報道官

ロシア大統領府のペスコフ公式報道官は記者会見で、日本は平和条約の討議のコンテキストでクリル諸島のうち2島を渡すようにロシアに提案したことはなかったと語った。
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「今現在、具体的なパターンは一切存在していない。これについての声明はいかなるものも具体的なことに関する条件ではなく、問い合わせ、期待ないしは噂を取り上げての議論に関する声明以上のものではない。」

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ペスコフ報道官は「今現在、具体的なパターンは一切存在していない」と断った上で、この問題に関して今まで出された声明は、期待感を表したものや噂を議論したものの域を超えてはいないと説明した。

これより前ペスコフ報道官は日本との平和条約締結問題の解決は著しく時間がかかる恐れがあるものの、ロシア側としてはあらゆる手を尽くして時間の短縮を図ると語っていた。

安倍首相は以前、プーチン大統領との今回の交渉について胸襟を開いたものとなり、平和条約問題の進展が得られるだろうとの期待を表していた。両首脳が会談を行うのは今回で25回目だが、政治家、専門家らの声明では領土問題についてはまさに今、交渉の新たに活発な段階が開始される。

平和条約交渉を活発化させることについてはプーチン、安倍両首脳は2018年11月、シンガポールの会談で合意に達していた。

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