映画『アルゴ』主人公のモデル、死去 米外交官の救出作戦を指揮

イランで米国大使館が占拠された際の米外交官6人の救出劇を描いた映画『アルゴ』の主人公のモデルとなった米中央情報局(CIA)の元職員、トニー・メンデス氏が19日、亡くなった。78歳。メンデス氏の家族と文芸エージェントのクリスティー・フレッチャー氏が明らかにした。
この記事をSputnikで読む

スプートニク日本

「今日早朝、アントニオ・メンデスは、10年以上前に診断されたパーキンソン病に抵抗できませんでした」と家族は伝えた。

この救出劇の通称はカナダの策謀。1979年11月4日にイランにある米国大使館占拠事件が発生し、外交官や市民が人質になった。メンデス氏が指揮したカナダの策謀は、人質になることを免れてカナダ大使公邸に避難した米外交官6人の救出作戦を指す。

ベン・アフレック監督が手がけ、2012年に発表した映画『アルゴ』はこの救出劇を描いている。アフレック監督自らがメンデス氏を演じた。映画は第85回アカデミー賞作品賞など3つのアカデミー賞を受賞した。

関連ニュース

コメント