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この見方は、米軍が先週出した、南シナ海で中国海軍の艦体を1610キロの距離から攻撃可能なスーパーガンの開発について発表を受けたもの。
専門家らは、スーパーガンという名称が目を逸らさせるためのものだと主張。専門家らは、米国が離脱の意向を表明しているINF全廃条約違反を避けつつ、中距離弾道ミサイルを開発するための覆いかもしれないと指摘する。
スーパーガンは現在開発段階にある。将来的に南シナ海で使用される可能性がある。
中距離・短距離ミサイル廃棄条約は、1987年に米国とソ連が調印し、翌1988年発効した。双方は、自国の射程1000から5500キロの中距離ミサイルと、射程500から1000キロの短距離ミサイルを完全に廃棄する義務を負っている。1991年までに合意は遂行され、2001年まで双方の間で総簿査察が続けられた。なお欧州諸国を含めた他の国々は、相変わらず、中短距離ミサイル保有が可能とされている。
また米国は、一貫して、条約の維持を支持しており、米政府は、そうした立場は、米国及び世界全体の安全に答えるものだと確信している。一方ロシア政府は「自分達は条約を遂行している」とし、逆に「米国は、条約を隠れ蓑に、実際は、禁止された兵器を展開している」と反論している。
これまでも米国政府の複数の高官は、中距離・短距離ミサイル廃棄に関する条約に違反しているとの理由で、ロシアに対する経済的軍事的措置導入の可能性について、繰り返し述べてきた。しかし、いかなる決定も下されておらず、公式的な証明も提案されていなかった。