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時事通信によると、安倍首相は6月末に大阪で開かれるG20サミットに合わせてプーチン大統領が来日した際の首脳会談で「大筋合意を宣言する青写真を描いていた」が、それが絶望的な状態となり、安倍首相は戦略の練り直しに入ったという。理由は、ロシア国内で南クリル(北方4島)引き渡しに反対する世論が高まったのを受けて「プーチン大統領が慎重に交渉を進める姿勢を鮮明にした」ためと指摘されている。
時事通信は政府関係者の話として、安倍首相は1月にモスクワで行われた露日首脳会談後、周囲に対し6月の大筋合意にはこだわらないとする考えを伝えたと報じている。