露外務省、Brexitをめぐる状況は破滅的

ロシア外務省のザハロワ報道官は、露紙コムサモリスカヤ・プラウダのインタビューで、英国のEU離脱(Brexit)をめぐる状況は破滅的だとし、メイ首相率いる英国政府の行動は英国民にとっても国際社会にとっても満足のいくものではないとの考えを示した。
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ザハロワ氏は、英国は同国ソールズベリーでロシア軍参謀本部情報総局(GRU)のセルゲイ・スクリパリ元大佐と娘のユリアさんが毒物による襲撃を受けた事件を使ってBrexitの問題から国民の関心をそらそうとしているとし、ソールズベリーでの事件への関心は、Brexitに関する問題が最も複雑で論争を呼んだ時に高まったと指摘した。

ザハロワ氏は「これはEUとの関係における失敗を自国の国民に説明することから注意をそらすための素晴らしい方法だった」と述べた。

4日、ソールズベリーでの毒物による襲撃事件から1年が経過したが、ロシアは未だにスクリパリ親子に何が起こったのか把握していない。ザハロワ氏は「これは悲劇的な記念日だ。(中略)われわれはカメラで一度か2度、ユリア・スクリパリさんを見た。また電話で話す彼女の言葉の断片的な発言のようなものもあった。だが、これしかない。スクリパリ氏本人のことは誰も見ていない」と述べた。

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