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メイ首相による提案は、議会が首相によるEU側との合意を承認しなかった場合、英国が3月29日にEUを離脱する際の手続きを定めたリスボン条約第50条の効力延長を可能にする。
メイ首相は2018年末、離脱条件についてEUとの合意を取りつけたが、英議会は2019年1月、これらの条件を拒否。首相は新たな交渉を国内で、そして欧州委員会とも開始し、今回、これまでの自らの行動に続く次の段階について議会に提案する。EU離脱計画に関する新たな「本格的投票」を3月12日に実施し、同計画が拒否された場合には、EUとの合意を欠いた「ハードブレグジット」に関する投票を同13日に実施し、「ハードブレグジット」も拒否された場合には、同条約第50条の効力延長に関する投票を同14日に行う。
EU内に留まる27カ国に離脱延期を承認させるため、メイ首相はこれら27カ国に対し正式に依頼しなければならなくなる。先に、EU指導機関の代表者らは、そのような措置の用意があると示唆している。
メイ首相は、離脱延期が6月30日よりも先まで行われることはないとして、EUとの合意がないままの離脱に終わる可能性もあると述べている。
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