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父親の変わった提案について娘のカーンシタさんは、驚いた友人から聞かされるまで知らなかった。タイの慣習では婚約者のほうが花嫁の身請け金を支払う。ところがカーンシンタさんの父親はこれを請求しないばかりか、逆に将来の義理の息子にお金を支払うというのだ。さらには、ロドソング氏は、自分が大成功を収めた、チュムポーン県最大のドリアン農園を将来の義理の息子に引き渡す気でいる。
子沢山の父親のロドソング氏を、こうした奇妙な行動に駆り立てた理由はなんなのか。その答えは、彼が提起した主な条件の中にあった。ロドソングさんは、将来の婿が自分のすべての時間や力、知識を家族経営のドリアン栽培の発展に捧げることを望んでいたのだ。
カーンシタさんはこんな父親に腹を立てたりしなかった。カーンシタさんは高学歴で、キャリアアップにのみ専念してきたことから、ボーイフレンドを見つける時間がなかった。家族を気遣い、まじめによく働く男性がお相手なら、カーンシタさんは結婚を拒むことはしない。
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