原油価格、供給不足予想の中で安定

世界の原油価格は15日、採掘量削減に向けた石油輸出国機構(OPEC)諸国による努力と、イランとベネズエラに対する米国による制裁が、原油供給の小規模な不足を招くとの予想を背景に、弱い上昇を示している。
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日本時間午後1時42分の時点で、ブレント原油5月先物価格は0.03%上昇し1バレル67ドル25セント、WTI原油4月先物価格は0.02%上昇し1バレル58ドル62セントの値をつけている。

取引参加者らは、OPECによる3月の報告に注目。同報告からは、OPECが2月に原油の採掘量を前月比で1日当たり22万1千バレル減らし、日量3054万9千バレルにまで削減したことが明らかになった。同時に、2018年10月と比較すると、減産義務を負っているOPEC諸国は原油の採掘量を合計で1日当たり85万7千バレル削減。一方、約束されていた減産量は同81万2千バレルだった。この結果、新たにウィーンで合意されていた事項について、OPEC諸国は2月、これを6%超過遂行したことになる。

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