ウイグル問題 中国との関係悪化を招きかねないスウェーデンの政策

スウェーデンの入国管理局は、中国からのウイグル人移民の難民認定の取得手続きを簡易化すると発表した。同時に、スウェーデン領内で発生した中国人観光客に対する一連の犯罪捜査での中国側の要求に対し、スウェーデンはいまだに返答していない。
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スウェーデンでは、中国で人権侵害が行なわれたことからウイグル人たちに支援を行う と表明している。中国外務省は、 中国では刑事犯とテロリストのみが迫害されているが、スウェーデンでは、中国国民の権利が公然と侵害されていると述べ、批判を退けた。昨年の9月から12月にかけてスウェーデンでは、 中国人観光客が被害にあった盗難や強盗を含め、40件以上の事件が公式に登録されている。

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スウェーデン警察が実力行使によりストックホルムのあるホテルの ホールから中国人観光客数人を追い出した事件が以前話題になった。

こうしたことを背景に スウェーデンが中国でテロリズムの嫌疑を受けたウイグル人に避難 場所を提供する用意があると示していることは露骨な挑発行為にし か見えないと、 スプートニクのインタビューでロシアの専門家アジダール・ クルトフ氏が語った。またクルトフ氏は、「 深刻な外交措置をとるところまで事態は進展しないだろうが、スウェーデン政府はこうした行動が中国との関係に悪影響を及ぼすということを自覚すべきだ」と強調した。

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