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1938年制作の「ドラ・マールの肖像画」は、1999年、南仏アンティーブに停泊していたサウジの首長が所有するヨットから盗まれた。大規模な捜索が行なわれたが、発見には至らなかった。ブランド氏は、絵は2015年にオランダの犯罪集団の手に渡ったと明らかにした。
この作品を購入したオランダのビジネスマンはブランド氏に連絡をとり、引き渡した。ビジネスマンは合法的に購入したと確信していたし、この絵画が盗難品であったとは全く知らなかった。
専門家らはすでに、この発見された絵がまぎれもなくピカソの筆によるものだと確認している。「ドラ・マールの肖像画」は、ピカソが亡くなる1973年まで自宅に保管されていた。
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