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リアノーボスチ通信のサイトに公表された書簡には、ヴィシンスキー記者が昨2018年5月15日から拘束されており、「記者としての職務に忠実であったことから、この間一貫して、根拠もないままに国家反逆罪の容疑を科せられている」と書かれている。
「あなたはマスコミは最大限自由でなければならないとおっしゃられた。そうであればキリル(ヴィシンスキー記者)の身に起きていることは欧州全体の規範および人権、ジャーナリストの権利の侵害である。キリルの状況に注視し、彼が一刻も早く自由の身になれるために、あなたの権限で最大限可能なかぎりを尽くすよう呼び掛ける。」
ヴィシンスキー記者は、2018年5月18日、ウクライナ保安庁(SBU)が
キエフにあるリアノーボスチ通信社のオフィスおよび記者らのアパートを家宅捜査した際に、国家反逆罪およびドンバスの自称共和国を支持した容疑で拘束された。ロシアとウクライナの二重国籍を持つヴィシンスキー氏には、この容疑により最高で15年の禁固刑が科せられる恐れがある。
ロシア総領事館はヴィシンスキー氏との面会を要請しているものの、同氏がウクライナ国籍を持つことから、要請は拒絶されている。