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中国国家航天局が月南極に学術研究基地を建築する計画は空想とは思われない。中国の探査機「嫦娥(じょうが)4号」が今年1月、世界で初めて月の裏側にソフトランディングした実績があるためだ。今年中にも「嫦娥5号」を月に飛ばし、月の土壌標本を地球に持ち帰る計画だ。
中国の宇宙開発は月だけに留まらない。2020年には火星探査機を打ち上げる方針だ。探査機は着地後、火星の土壌と大気を調査する。同年、ロケット「長征5号B」を打ち上げ、宇宙ステーション「天宮」の主要部分を地球の周回軌道に運搬する。「天宮」は2022年までの完成が見込まれる。「天宮」は2024年に運用停止を予定する国際宇宙ステーション(ISS)に代わる宇宙ステーションになる計画だ。
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