原油価格が下落 OPEC加盟国による増産懸念で

原油価格は30日、イラン産原油が市場から排除された際の減少分を補うために石油輸出国機構(OPEC)加盟国が増産する可能性があるとの懸念から、下落している。
この記事をSputnikで読む

スプートニク日本

日本時間13時54分の時点で、北海ブレント原油先物7月限の価格は0.2%安の1バレル=71.34ドル。

WTI原油先物6月限の価格は0.09%安の1バレル=63.44ドル。

原油価格、トランプ大統領の発言を受けて下落 
5月2日に米国のイラン産原油の輸入禁止に関する適用除外措置が期限切れとなった後、OPEC加盟国が増産するとの懸念が原油市場に圧力を与えている。

バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチのアナリストらは、米国が適用除外措置を撤廃してイラン産原油の輸入を全面的に禁止するため、イランの2019年下半期の原油生産量は、2018年第3四半期の日量360万バレルから日量190万バレルに減少するとの見方を示している。ロイター通信が報じた。

米国は昨年、イランとの核合意から一方的に脱退し、対イラン制裁を再開した。なお中国、インド、イタリア、ギリシャ、日本、韓国、台湾、トルコは、今年5月2日までイラン産原油禁輸措置の適用が免除された。

コメント