ドラマ「13の理由」の配信後、少年の自殺率が増加 米

ネットフリックスの人気ドラマ「13の理由」公開から1ヶ月で、米国で10〜17歳の少年のあいだの自殺件数が統計的に大きく増加した。同作品は女子高校生が自殺した理由を軸にしたドラマ。 研究結果は米児童青年精神医学会雑誌(Journal of the American Academy of Child and Adolescent Psychiatry)に掲載された。
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「13の理由」では、自殺した女子高校生の物語。彼女は13の理由を録音したカセットを同級生に残した。

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自殺率が高かったのはネットフリックスが活発に広告を打っていた2017年3月、4月、6月、12月。

同年4〜12月に確認された10〜17歳の少年による自殺件数は見通しよりも195件多かった。4月には自殺率が5年ぶりワーストで28.9%増だった。調査では季節調整と最近の傾向が考慮にいれられた。

一方で、18〜64歳の自殺率や10〜17歳の少女の自殺率は見通しを超えなかった。 

論文の共著者であるリサ・ホロヴィッツ氏は米紙ニューヨーク・タイムズ氏に「自殺は世界的な問題で、自殺率を下げることは非常に難しい。最も不必要なことは、自殺率を高める何かだ」と述べた

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