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河野外相は記者会見で令和時代における外交政策について質問を受け、「先代の天皇陛下が御即位30周年記念式典で仰ったように、平成は、日本が関わる戦争がない時代でした。
我々は皆、この平和な時代が続くよう、令和では更に努力を重ねなければなりません。日本は外交努力の一環として軍事力を行使することはありませんし、また、ODAは着実に減少しています。
そのため、日本は外交力を向上させる必要があり、外務省は外交官の個々の能力を高める必要があると思います。これはまさに他国とも共有していくべき目標だと考えます。また、ロシアとの平和条約の締結、及び拉致被害者の北朝鮮からの帰国という、戦後未解決のまま令和時代まで残された2つの問題の解決を期待しています。我々はこれら2つの問題解決に向け、さらに推し進めていく必要があると考えています」と述べた。
日本外務省のホームページで発表された。
安倍首相は先に、ロシアとの平和条約を締結するという課題を次の世代に先送りすることなく解決したいとの意向を繰り返し強調していた。
昨年11月にシンガポールで行われた露日首脳会談でプーチン大統領と安倍首相は、1956年10月19日のソ日共同宣言を基礎に平和条約交渉を加速させることで合意した。