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バージニア工科大学のスターリング・ネスビット氏は、学生時代に小さな肉食は虫類の骨格に出会ったが、将来古生物学者となる自身も、より経験豊富な同僚もそれを凡庸な化石だと考えていたと語る。
ネスビット氏は長い間、化石の実態に気づかなかった。16歳のときに見つけた化石を改めて研究しようとしたのは最近だという。
なんと、これは体重30キログラムで大型犬程度のサイズの極めて小型の恐竜の化石だと判明した。アジアで発掘された化石に酷似していたため、ティラノサウルスはアメリカではなくアジア起源という説を補強している。
化石から推測する限り、白亜紀(1億4500万〜6600万年前)の「王」である子孫が登場するまで、小型ティラノサウルスは極めて強い噛む力を持ち、数十キロも素早く走れた。
このような解剖学的構造の特徴は、ティラノサウルスの進化的成功における主要な鍵であり、巨大なサイズに成長しても顎の動きの速度と効率を失わないようにしたという。
ネスビットは冗談で、残るはティラノサウルスに小さな前足が出来た理由を知るだけだと述べた。
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