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ムイール氏は「多くの地域において昆虫食は珍しいものではなく、一般的なものです。すでに約20億人が昆虫食を食べています」と述べた。
またムイール氏によると、昆虫の「肉」の栄養価は魚に匹敵する。また昆虫からつくった肉は、角を持つ大型家畜の肉よりも環境にやさしいという。
なおムイール氏は昆虫について、「現在、昆虫は過小評価されている」ため、世界の飢餓問題の解決における唯一の解決策にはならないとの確信を示している。
またムイール氏は、新タイプの食糧のポテンシャルについて、人間の食事に昆虫の使用を許可する欧州諸国の法律の変化は良い兆候だと指摘した。
ムイール氏は「市場に出回る食品が増えるでしょう。その中には昆虫の『見えない』成分が含まれたものがあるかもしれません。例えば、コオロギからつくられた小麦粉または粉末などです。過去10年間でエネルギーバーやスナックが登場しました。欧州ではこのような形態がもっとも魅力的かもしれません... 世界的なレベルでは、栄養価と環境保護の観点から昆虫のすぐれた点が求められるところで、餌としての昆虫の使用が増加するでしょう」と語った。
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