オーストラリア 自殺防止に向け省の創設を提案

オーストラリア連邦省は自殺予防に取り組むため、「全国自殺防止事務所」の創設​を​提案​し​た。これは自殺予防機構(OPS)のイニシアティブによって行なわれた。
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OPSのエグゼクティブディレクターのニュベス・ミュレイ氏は​こうした組織が必要である理由について​、​「​自殺の防止は​依然として​​極めて困難な課題​であり続けている。​したがってオーストラリア人の自殺は保健の観点から考えるのでは不十分であり、政府レベルで取り組まねばならない」と説明している。

ロンドンのビルの屋上に自殺対策のため男性の彫像84体設置
ミュレイ氏​はこの任務では、オーストラリアの社会福祉​局​のプログラム「セントレリンク」のスタッフをはじめ、さらに金融コンサルタントや公共事業団体の労働者などの協力が必要​で、自殺しようとしている人々を特定するための訓練が必要である​との見方を示している​。

5月にオーストラリアのコミュニティ会議​の発表​では、毎日平均8人のオーストラリア人が自殺している。オーストラリア統計局のデータでは、2017年の自殺者数は3128人で、前年より9.1%増加した。

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