ウクライナ大統領、ロシアとの交渉に関する国民投票実施へ

ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアとの交渉プロセスに関する国民投票を実施する。ウクライナ大統領府のボフダン長官が、テレビ局「112ウクライナ」の番組で明らかにした。
この記事をSputnikで読む

スプートニク日本

ウクライナ大統領、米国に対露制裁の強化を要請
ボフダン氏は、ウクライナ市民はロシアとの関係改善に向けたプロセスの議論に参加するべきだと指摘し、「我々はロシアとの和平合意に関する問題を国民投票に付することを検討している。議員だけが投票するのではなく、大統領だけが決断するのではなく、ウクライナ国民がこの決定を下すために」と述べた。

ボフダン氏は、国民投票を実施することで、社会の分裂を引き起こす恐れのある様々に解釈できる決定を回避することができるとの考えを示した。

また同氏は、ウクライナ東部ドンバスに関する交渉について、妥協を模索する必要があるが、ウクライナは「領土や人を取引の対象にすることはない」と強調した。

ゼレンスキー氏は5月20日の大統領就任式で、ウクライナ大統領としての最初の課題はドンバスの停戦になると述べた。

関連ニュース

ウクライナ新大統領、就任後すぐに議会を解散

コメント