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企業『アファリナ(Афалина)』のアレクセイ・レシェトフCEOは23日、イルカ監獄のシャチとシロイルカは私有財産だとして、自発的に解放するつもりはないと宣言。解放決定に関する情報は「メディアで流れるたわごと」だと述べた。
今月13日、沿海地方のコジェミャコ知事は、初夏までに解放できると表明していた。
レシェトフCEOは続けて、シャチとシロイルカの状態は問題なく、施設の職員にとても喜んでいると主張した。
ペスコフ報道官は「私たちは今日、捕獲に携わったこの企業の代表ないし所有者のこの発表を聞いて驚いた。何らかの追加の指示は必要ない。全てが明確に表現されていた。現在のところは、これらの指示が少なくとも一部は遵守されていないという事実を確かめることができる」と述べた。
ペスコフ氏は、まず遵守されていない箇所を特定する必要があると続けた。
ロシア極東のスレドニャヤ湾には当初、中国への売却のため90頭のシロイルカと11頭のシャチが閉じ込められていた。だがシロイルカ3頭とシャチ1頭が行方不明になった。海洋哺乳類らは違法に捕獲された疑いがあり、 海洋資源の違法捕獲の疑いで刑事事件として捜査が進められている。
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