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47%がLGBTへの同等の権利を支持表明したという今回の結果は、51%が支持した2005年以降、2番目に高い数値となった。LGBTの権利平等を認める人は、2006年以降、減っていた。
また年齢別に見た場合、25歳未満の人が60%とLGBTに対する態度が最も寛容で、地域別でみた場合、大都市の住民が51%、学歴別では高等教育を受けた人が48%、収入の別では高額所得者が49%が支持という結果も示された。
こうした指標から、社会学者たちは、ロシアでのLGBTの人々に対する考え方は、ゆっくりと「正常化」されてきていると見ている。
レバダセンターのデニス・ボルコフ副所長は、「2013年には、LGBTの人々に対する態度で、否定的な感情の急増が見られた。この理由はいわゆる『反同性愛プロパガンダ』法に関わって、ロシアメディアが取り組んだキャンペーンによるものであることはほぼ間違いないと言える。このキャンペーンの世論に対する悪影響は、今日までに徐々に払しょくされてきているようだ」と指摘した。
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