露英首脳会談がG20サミットで開催か メディア報道

ロシア政府と英政府は、6月に大阪で開くG20サミットに合わせて、ロシアのプーチン大統領とメイ英首相の首脳会談を行う可能性を検討している。英紙「ガーディアン」が報じた。
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報道によると、ロシア政府と英政府は、今月末に大阪で開くG20サミットでのプーチン氏とメイ氏の会談の可能性を含む露英関係改善の可能性を検討している。

首脳会談は実現すれば、去年3月に英ソールズベリーでロシア軍参謀本部情報総局(GRU)のセルゲイ・スクリパリ元大佐と娘のユリアさんが毒物による襲撃を受けた事件以来、初の開催となる。

英国特殊部隊、ロシアと戦うために再編成計画=ガーディアン紙
メイ氏はEU離脱の行き詰まりを受け、保守党党首を退任すると発表。英議会がEUとの合意協定案を何度も否決した結果、EU離脱は今年10月31日に延期された。メイ氏は新たな党首が決まり次第、首相の座も譲る考えを表明した。

2018年3月4日、英南西部ソールズベリーでスクリパリ氏と娘のユリアさんが何らかの物質の中毒により重体の状態で病院に搬送された。なおロシアでスクリパリ氏はスパイ行為で有罪判決を受けている。英国は襲撃事件にはロシアが関与していると主張しているが、未だにその証拠が提示されていない。同事件に関連し、英国のメイ首相はロシア外交官23人の1週間以内の国外追放や、ハイレベルでの2国間コンタクトの凍結などを含むロシアに対する一連の措置を発表した。これを受けてロシア外務省は英国大使館職員23人の国外退去処分、また在サンクトペテルブルク英総領事館の閉鎖や、その地位の曖昧さに関連して英国の機関「ブリティッシュ・カウンシル」の活動停止を通告した。ロシアは同事件への関与を断じて否定し、英国の非難を証拠のない挑発だと指摘している。

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