ぶどうサイズのインプラントが毎日の注射に代わる

関節炎、糖尿病、心臓病などの慢性疾患のある患者は、薬を毎日服用しなければならない。だがまもなく、代替手段が登場する。米国の専門家によって開発された、医師が遠隔操作可能でスケジュールに従って必要な薬の分子を放出する小さなインプラントだ。Science Dailyが報じた。
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1年間、間断なく機能するよう設計された新しいデバイスは、サイズがぶどうほどで、無線通信ベースで動作するバッテリーとマイクロチップで構成されている。インプラントに搭載した薬は、ナノチャネルシステムを通して体に入る。現時点でどの程度の用量の薬物が必要であるかに応じて、これらのチャネルに一定の電圧がかけられる。研究チームによると、インプラントは注射失敗の問題を解決し、睡眠中でも患者に薬を提供することを可能にする。

研究チームは新しいインプラントをテストし、関節リウマチと高血圧の治療薬を投与することに成功した。来年、研究チームは国際宇宙ステーション(ISS)の宇宙環境でインプラントをテストして、インプラントの無線通信の範囲を調べる試験を計画している。

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