埋葬場所からは2隻のヴァイキング船が見つかった。
こうした埋葬方法は裕福なヴァイキングが死んだ場合に広く用いられていたもので、副葬品として宝物や武器、時には奴隷も一緒に埋められた。
通常、こうした船は燃やされることから、今回、よい保存状態で船が見つかったのは極めて稀。これだけのものが見つかったのは1973年以来、実に半世紀ぶり。
一緒に馬や犬が埋葬されていることから、このヴァイキングは家柄のいい有力者であったと推測されている。
発掘グループを率いるイオハン・アヌンド氏は、「現段階ではこの人物については何もわかっていない。骨の分析で年齢、背丈、外傷や病気の有無が判明する。我々は彼がどこで生まれ、育ち、人生の大部分を過ごしたかを知りたいと思っている」と語っている。