ノートルダム大聖堂 異常な暑さにより崩壊のおそれ

フランスの歴史的建造物主任建築家フィリップ・ビルヌーブ氏は、ノートルダム大聖堂は崩壊のおそれがあると語った。ニュース専門放送局「ユーロニュース」が報じた。
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報道では、再建が行われている建物の崩壊は、異常な暑さにより生じるおそれがあるという。

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フィリップ・ビルヌーブ氏は、4月に発生した火事の消化で放水がされたことから、大聖堂の壁にまだたくさんの水分が残っていると指摘した。

ビルヌーブ氏は、フランス国内では猛烈な気温が記録されており、水分は急速に乾く可能性があると述べた。このことが建物の構造にとって脅威となるおそれがある。

火事後に瓦礫の処理を行っている作業員らは、大聖堂の崩壊が予想されていることから、その対策として特別な補強工事を行っている。

フランスの首都では、気温が42度にまで達すると予想されている。この夏、スイスやベルギー、スペインでも異常な暑さとなっている。


4月15日夜、ノートルダム大聖堂が火事となった。火は大聖堂の屋根や尖塔の大部分を燃焼。 最終的に火が消し止められたのは翌日の朝方だった。深夜、 消防隊員らはそれぞれの火元と格闘した。この大火事により、3人が被災した。フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、 大聖堂の復興には5年かかると表明した。

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