米当局 ロシアの仮想通貨取引所関係者に1億ドルの制裁金

米国は現在ギリシャで身柄を拘束されているロシア人、アレクサンドル・ヴィンニク氏に対し訴訟を起こし、1億ドルの制裁金を科すこととした。米当局は、ヴィンニク被告がマネーロンダリングの国際的な仕組みをつくり、犯罪組織の手助けしていたと考えている。
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ヴィンニク被告は米国の逮捕状を受けて2017年7月25日にギリシャのテッサロニキ市で身柄を拘束された。検察によれば、ヴィンニク氏が管理していたと見られるBTC-Eは銀行口座の取引に関する米国の法律に違反していた。利用者は個人情報や身分証を提示することなくビットコインやその他の仮想通貨を取り引きできたため、マネーロンダリングの温床と化していたとみられている。米国だけで、この取引所を介して2万1000件以上のトランザクションが行われ、取引額は3億ドルに達した。BTC-Eは世界中で70万人近くのトレーダーが利用していた。

検察によれば、ヴィンニク被告はこの取引所で中心的立場にあり、アカウントなどを管理していた。

米国当局はヴィンニク被告個人と仮想通貨取引所BTC-Eに対してそれぞれ1200万ドルと8800万ドルの制裁金を科した。ヴィンニク被告は今もなおギリシャで身柄を拘束されている。

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