通常、ロシア産の穀物はウラジオストクまで鉄道で運送されている。同紙によれば、新しいルートは、オビ川とエルティシ川を経由し、その後、シベリア南西部のヤマル半島まで運搬される。ヤマル半島のサベッタ港からは北極海航路で日本への穀物の運搬が行われることになる。
州知事によれば、初ロットとなる穀物50トンの運搬がすでに今年計画されており、「アジアへ開かれたな独特な窓」からの輸送が開始される。
北極海航路は、一般的なスエズ運河を通るルートに比べて航行距離が短い。したがって輸送日数の短縮、コスト低減、CO2排出量も削減できる。ただ冬の期間は氷に覆われるため、砕氷船が必要となる。
ロシア極東開発省のアレクサンドル・ガルシカ大臣は、「このような事業はロシアと日本の経済関係を強固なものにする」と強調した。
以前、ヤクートから「イワン茶」の輸入を日本が計画していることが話題となった。