調査は1千6百人のロシア人を対象にして実施された。回答者の33%が核戦争が始まるのではないかと「多少の恐れ」を感じていると答え、14%は「極めて憂慮している」、5%は「常に恐怖を感じている」と答えていた。
これとは反対に核戦争が始まるとは憂慮していないと答えた人は46%だった。
この世論調査で、軍事紛争で過去に原子爆弾が使われたことを覚えていると回答した人は72%で、原爆が落とされたことはなかったと答えた人が21%、わからないと答えた人が7%と合わせて全体の3分の1弱が原爆投下の事実を知らないことがわかった。
ロシア人の大半の79%は世界規模で核戦争が勃発した場合、核シェルターに食料の備蓄があったとしても生き残ることはできないと回答している。
これとは逆に生き延びることは可能と考えている人は16%いたものの、実際に身近な核シェルターの位置を知っているかとの問いには71%が知らないと答え、13%がそうした施設があるかどうかも知らないと答えている。
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