河野外務大臣は20日から3日間の日程で訪中し、中国の王毅外相、韓国のカン・ギョンファ外相との外相会議に出席する。日中韓の外相会議は、2016年に東京で開かれて以来3年ぶり。
河野大臣らは、3か国の首脳会議を年内に開催すべく調整を進めるほか、北朝鮮が短距離弾道ミサイルの発射を繰り返していることも踏まえ、非核化に向けた対応を協議する。
また河野大臣は、王毅外相、カン外相とも個別に会談する。カン外相との会談で河野大臣は、「徴用」をめぐる問題で国際法違反の状況を速やかに是正するよう重ねて求めるほか、韓国が反発する日本の輸出管理についても意見交換を行う。
8月2日、日本は自国のナノ原料の輸出管理優遇措置対象であるホワイト国のリストから韓国を除外した。この措置は韓国が日本の企業に対し、1910年から1945年の植民地時代の日本による徴用工への賠償を求めたことに端を発している。
関連ニュース