モスクワで第二次世界大戦の資料展始まる

モスクワの連邦資料展示室では20日、先の大戦の歴史を伝える資料の展示会「1939年:第二次世界大戦の始まり」がスタートする。ロシア歴史学協会の広報部が明らかにした。
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露日平和条約をめぐる状況は行き詰ってはないが、日本は第二次世界大戦の結果を認めることを望んでいない=ラブロフ外相
モスクワで執り行われる展示会のオープニングセレモニーにはナルィシュキン対外情報庁長官とラブロフ外相が出席する。

展示会で公開される資料はおよそ300点。その中には、貴重な文書資料のオリジナルや、映像資料、写真などが含まれる。来場客はこれらの資料を通じて、先の大戦が発生するに至った経緯や、ソ連を加えた対ヒトラーの同盟が早急に成立しなかった理由、さらには当時の国際状況におけるソ連の戦略について知ることができる。

中でも注目を集めるのが、1939年の6月から8月にかけてモスクワで開かれた英仏ソの政治・軍事協議に関する展示だ。この際に調印された英仏ソ協定によって開戦前の欧州における戦力分配が決定されたことから、第二次世界大戦の趨勢を決めた重要な協議として知られている。

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