今回の調査隊はおよそ100人で構成されており、学者や軍関係者、愛国組織「ユナルミヤ(ジュニア・アーミー)」のメンバーが中心となっている。調査隊は太平洋艦隊の上陸用舟艇「オスリャービャ」でイトゥルップ島に到着し、長期の予定で活動を行っている。
イトゥルップ島で発見された地下通路は現時点で100メートルほど調査が完了した。調査中には、1953年に製造されたソ連製のマグカップが発見されている。
また、イトゥルップ島のカサトカ湾(日本での表記は単冠湾)では1930年代に建造されたとみられる日本の木造船も発見されている。木造船は海岸から約60メートルの距離に沈んでおり、引き潮になると船舶の一部が海面から現れる。
さらに、これまでロシア地理学協会が行った調査では、第二次世界大戦時に使用されたとみられる大砲も発見されている。
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