小石との見分けがつかない!新しい形のプラスチック汚染が発見

研究者たちは、大西洋と太平洋の砂浜で、溶融し炭化したプラスチックの小片を発見した。この小片はまるで小石のようで見分けがつかなかった。この新しい危険なプラスチック汚染の形は「рyroplastics」と名づけられた。ウェブサイト「サイエンス・ディレクト」が報じた。
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英国のプリマス大学の生態学者らは、200近くの「рyroplastics」のサンプルを分光法を使用して研究した。その結果、この小片は硬質のプラスチックで包装や容器に使用されるポリエチレンと、ビニール袋や包装に使用されるポリプロピレンであることが判明した。これらは溶解または燃焼後に石に似た固体片に変化した。

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その後、研究者らはさらに正確な蛍光X線分析を行い、「рyroplastics」の中に鉛とクロムの存在を発見した。これらは生体にとって非常に有毒な化合物であるクロム酸鉛(II)であった。

2006年まで、この化合物はプラスチック製品を黄色やオレンジ色、赤色に着色するために使用されていた。

生態学者らは、「рyroplastics」は通常のプラスチックよりも環境を汚染し、普通の小石と外見が変わらないため、これらから砂浜や池をきれいにすることは非常に困難だと警告した。

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