日本 過去最大の防衛予算概算要求 宇宙分野の伸長と巨額のステルスF35B6機購入費

日本の防衛省は30日、過去最大となる5兆3223億円の来年度予算概算要求を発表した。日本のマスコミ各社が報じている。防衛費概算の伸び率は昨年比で1.2%。7年連続して伸びている。
この記事をSputnikで読む

来年度予算概算では宇宙・サイバー・電磁波などの新領域で対処能力の向上に力が入れられた。

宇宙分野では524億円を計上し、自衛隊の活動が他国の電波妨害を受けないよう、宇宙空間を常時監視する宇宙作戦隊(仮称)が航空自衛隊に新設される。

サイバー分野は計上額238億円でサイバー防衛隊の70人増員を求める。

電磁波分野では、攻撃能力を高める中国、ロシアへの対抗を見据えた、陸海空の従来領域と新領域の能力を融合した「クロス・ドメイン(領域横断)」作戦や、戦闘機のレーダー波を妨害する「スタンド・オフ電子戦機」の開発に207億円が計上された。

海上自衛隊最大の護衛艦「いずも」の空母化改修費が31億円、これに搭載するステルス戦闘機F35B6機の米国からの購入費846億円が盛り込まれた。

関連ニュース

コメント