来年度予算概算では宇宙・サイバー・電磁波などの新領域で対処能力の向上に力が入れられた。
宇宙分野では524億円を計上し、自衛隊の活動が他国の電波妨害を受けないよう、宇宙空間を常時監視する宇宙作戦隊(仮称)が航空自衛隊に新設される。
サイバー分野は計上額238億円でサイバー防衛隊の70人増員を求める。
電磁波分野では、攻撃能力を高める中国、ロシアへの対抗を見据えた、陸海空の従来領域と新領域の能力を融合した「クロス・ドメイン(領域横断)」作戦や、戦闘機のレーダー波を妨害する「スタンド・オフ電子戦機」の開発に207億円が計上された。
海上自衛隊最大の護衛艦「いずも」の空母化改修費が31億円、これに搭載するステルス戦闘機F35B6機の米国からの購入費846億円が盛り込まれた。
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