中国、人民元の対ドル基準値を11年ぶりの元安水準に

中国人民銀行(中央銀行)は2日、人民元の対ドル基準値をさらに0.0004元安の1ドル=7.0883に設定、2008年3月以来の元安水準を更新し、元安が続いている。
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基準値の水準は、1ドル=7.0882元だった2008年3月13日以来の元安。

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中国人民銀行は、米国が9月1日に3000億ドル分の中国製品に追加関税を発動すると決定したのを受け、元安設定を開始した。 中国側も1日、米国製品に追加の報復関税をかけた。

先に米国は、中国が為替レートを操作しているとして非難、元安によって中国が得た「不当な優位」を取り除くために国際通貨基金(IMF)と協議する意向を発表した。

一方、中国人民銀行は、人民元の為替相場を米国との貿易摩擦に対応するための手段として使用するつもりはないと発表した。中国人民銀行は、米国が中国を為替操作国に認定したことについて、軽率な決定だと指摘、国際金融市場に衝撃を与え、世界経済の回復にとって障害になると警告した。

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